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シャープ「AQUOS R9 pro」発表:スマホを超えたカメラ体験でプロモデル復活、市場に新風を吹き込むか?
- 作成言語: 日本語
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基準国: 日本
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シャープは10月29日、新型スマートフォン「AQUOS R9 pro」「AQUOS sense9」を発表しました。特に注目を集めているのが、プロモデルとして復活を遂げた「AQUOS R9 pro」です。ライカ監修のズミクロンレンズを搭載し、19万円台前半という価格設定で、12月上旬の発売を予定しています。
プロモデル復活の背景:スマホカメラの進化と差別化の必要性
近年、スマートフォンのカメラ性能は飛躍的に向上し、ミドルレンジモデルでも高画質な写真や動画を撮影できるようになりました。このような状況下で、フラグシップモデルはどのように差別化を図るべきなのでしょうか?シャープは、その答えを「カメラを超えること」に見出しました。
シャープの商品企画部主任である今井啓介氏は、R9 proの開発背景について、「手頃な価格のスマホの性能が底上げされる中、フラグシップモデルは何をすべきなのか。たどり着いた答えは『カメラを超えること』」と語っています。
ライカとの協業:スマホカメラに新たな価値を
R9 proの最大の特徴は、ドイツの老舗カメラメーカー・ライカが監修した「ズミクロンレンズ」を搭載している点です。ライカとの協業は、2021年5月に発表された「R6」から続く流れであり、シャープのスマホカメラに対する強いこだわりを示しています。
「標準」「広角」「望遠」の3眼カメラは、いずれも5030万画素のイメージセンサーを採用。標準カメラは1/0.98インチと大型センサーを搭載し、広角カメラはマクロ撮影、望遠カメラは光学2.8倍のズームに対応しています。
カメラのような操作性:シャッターキーとアクセサリーで撮影体験を向上
R9 proは、撮影時の操作感をスマホからカメラに近づけるための工夫も凝らしています。本体側面には、デジタルカメラで実際に使われているパーツを使用した「シャッターキー」を搭載。シャッターキーを半分押し込むことでフォーカスを固定できるなど、カメラライクな操作が可能となっています。
さらに、市販のレンズフィルターを装着できるアタッチメントや、ショルダーストラップ付きの純正ケースも用意。ユーザーは、R9 proを横に持ってカメラのように構え、物理ボタンで撮影するという、これまでにないスマホカメラ体験を楽しむことができます。
市場へのインパクト:カメラに特化したスマホは新たな潮流となるか?
AQUOS R9 proは、高性能なカメラとカメラライクな操作性を兼ね備えた、まさに「カメラを超えたスマホ」と言えるでしょう。シャープの挑戦は、スマホ市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。
今後、他のメーカーもカメラ機能に特化したスマホを開発する動きが加速するかもしれません。AQUOS R9 proは、スマホカメラの進化における新たな方向性を示す、重要な存在となる可能性を秘めていると言えるでしょう。